保育園で仕事をする看護師のやりがいは、子どもたちやその家族から信頼を得て働けるということです。お腹が痛い、熱が出た、転んでケガをした、擦り傷ができたなど、大きな病気やケガではなくても、保育園で安全に生活を送れているのか保護者は不安になることがあります。そこに看護師がいれば、適切な処置や対応をしてくれるので安心できるでしょう。健康に見える子どもでも、病気を抱えている場合があります。保護者が「何か変だな?」と思っても専門知識がないと見逃してしまうこともあるでしょう。不安に感じることがあれば保育園にいる看護師に相談することも可能です。小さなことだと病院に行くのは抵抗があるものですが、身近なところにいる保育園看護師には相談しやすいものです。看護師として頼られることはやりがいにつながるでしょう。
また、看護師としてのスキルを発揮できるのもやりがいの一つと言えます。まだ小さい子どもは自分の症状について明確に伝えることができません。保育園で働く看護師はまだ言葉をはっきりと話せない年齢の子どもの状態を観察し、適切な処置をする必要があります。そのためには看護師としての知識や経験が大切です。さらに普段の生活の中で、子どもをしっかり観察しておく必要があります。保育園看護師として子どもたちとどうかかわっていくかを自分で考え、行動していくことが大切です。ケガや病気の症状が悪化する前に適切な処置をすることや、風邪や感染症などを防ぐための取り組みも看護師の役割です。子どもの健康を守るという使命感は、看護師としての大きなやりがいとなります。