重要な役割を果たす保育園看護師

保育園の中には、園児や職員の健康管理のために看護師を配置している保育園も多いです。保育士と同じように、園児の保育に参加することもありますが、看護師にしかできない重要な仕事内容もあります。子どもの日常の健康観察は、保育士と連携して行うことが大切です。ちょっとした身体の異変でも、普段との様子と異なれば、すぐに気付くことが看護師には求められます。特に持病がある子どもや医療的ケアを要する子どもの健康観察は慎重に行わなければいけません。また、病気や怪我について、手洗いやうがいを促したり、予防方法を園児だけではなく職員や保護者に啓発することも大切です。子どもならではの病気や怪我について、ホームページやお便りで発信することも業務の一つになります。

保育園には、多くの子どもがおり思いもよらない事故が起こることを想定しておく必要があります。子どもたちの健康的な毎日を守るため、常に事故の防止に配慮しなければいけません。室内に危険なものはないか、家具の置き方は適切かどうか、遊具に不備はないかなどの確認、遊具の使用方法が衛生的に適切かなどのチェックも看護師に任せられることがあります。チェックリストを活用して、他の職員と協力して施設点検を行うこともあります。また、学校の養護教諭のように、体調を崩した子どもや怪我をした子どもに対する応急処置を施し、医師の診断を要するかの判断や保護者への適切な報告も大切な役割です。仕事内容は多いですが、看護師が保育園に配置されることで、保育士は保育に専念することができ、子どもや保護者も安心感が増すでしょう。子どもの健康を守るやりがいのある仕事と言えます。
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